2008年3月1日～5月31日に行われた上海版・嬢王（Ｓ－１グランプリ）の裏話を数回に渡りお話します。。。上海ならではの展開になった今だから話せる実話です。
最初の成績発表の日になっても、エントリーは、１０名に満たないまま。。。
５月末まで、毎週木曜日までの成績を金曜日に売り上げ発表なので、３ヶ月間・１２回も、おこなわなければならない。
１８位まで賞金を出すので、とりあえず上位２０名の売り上げをグラフにした。
エントリーしていない小姐の売り上げも書かなくてはいけない寂しい状況であった。
お店のお客さんが減ったら、たくさん来てる店に行けば、いつでも雇ってもらえるのが、上海のチップ制クラブだから、フィリピーナのようにお店のために協力してくれるのは誰もいない。お店が儲からなければ、オーナーがかわいそう。。。そして私たちも給料がもらえないかもしれないし仕事もなくなる。こんな環境にいた俺は、みんなで協力・努力とは行かなくても何人かは、協力してくれるだろう。。。
ところが考えは甘かった。。。
２月末で、ママが急に辞めた。新しいママ候補もいないままオーナーと２人で考えるしかない。
エントリーしていないのに売り上げを書くなら辞めるという小姐も続出。
俺は、お店の為の言葉に全く無関心な中国人特有の小姐のスタイルを実感した。
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2008年3月1日～5月31日に行われた上海版・嬢王（Ｓ－１グランプリ）の裏話を数回に渡りお話します。。。上海ならではの展開になった今だから話せる実話です。
１２月からの告知、１月・２月になってもエントリーは数名だけ。。。
雑誌だけでなく、映画のように告知パンフレットも配布。イベントの企画は万全と思われたが。。。
開幕式の当日のエントリーは、１０名に満たない。
日本での企画ミスはなかったが、ここは上海。
まだ上海で何もわからなかったこの頃の俺は、小姐の考え方もわからない。。。
開幕式前のミーティングの時間になっても映画のように、小姐からの優勝したいとのパワーが伝わってこないだけでなく、私達は無関係とトランプを止めない。
厳しくすれば、小姐が逃げる。日本のように厳しいミーティングは、オーナーの方針ではない。
トランプは、止めましょう。。。やさしく笑顔で。。。「ちょっと待って」の声が。。。とりあえずきりのいいところで、止まった。。。
小姐の中で、とりあえず真面目に聞いてくれると感じられるのは、三分の一程度である。
お客様が、どんぺりを入れていただいて、カードでお支払いになれば、どんぺりの日本より高い仕入れとカード手数料及び税金さらに、小姐の売り上げバックを払えば、お店は１０％程度しか残らない。
３ヶ月間の売り上げが、上海の嬢王を決めると言う盛り上がりが小姐から全く感じられない中、マイナス要素が山積みでのスタートであった。。。
2008年3月1日～5月31日に行われた上海版・嬢王（Ｓ－１グランプリ）の裏話を数回に渡りお話します。。。上海ならではの展開になった今だから話せる実話です。
上海版・嬢王は、上海の小姐一番を決める。名づけて『Ｓ－１グランプリ』
上海の嬢王となる優勝賞金は、１８万元（約２７０万円）
２位は、１万８千元（約２７万円）
３位は、日本円１８万円
４位～１８位１８００元（約２７０００円）
優勝賞金１０万元でも良いといわれたが、 店名の『十八番』に合わせて、賞金を決めた。。。
売り上げ金額の上位で賞金が決まる。
もちろん、チップ及び売り上げバックなどの通常手にすることのお金は、賞金と別にもらえる。
エントリーは、３月末まで受け付けるが、エントリーしてからの売り上げしかカウントしない。
ただし『Ｓ－１グランプリ』のエントリーには、５００元を払わなければいけない。
この参加料５００元が、今から思うと躓きの始まりであった。。。
2008年3月1日～5月31日に行われた上海版・嬢王（Ｓ－１グランプリ）の裏話を数回に渡りお話します。。。上海ならではの展開になった今だから話せる実話です。
3月1日の開会式は、Ｓ－１グランプリの垂れ幕、映画『嬢王』のテーマソングが流れる中、主役の金城さんと同じデザインのネクタイで、司会進行。。。
紙吹雪が舞う中、取材のカメラのフラッシュが焚かれた。
もちろん映画同様、シャンペンタワーも用意され注いだグラスにシャンペンが溢れた。。。
お客様と小姐に、そのグラスのシャンペンが配られ、Ｓ－１グランプリが始まった。。。
この模様は、雑誌にも紹介され、映画のセットと似た内装なので、イベントは、上海の話題になると思われたのだが。。。
2008年3月1日～5月31日に行われた上海版・嬢王（Ｓ－１グランプリ）の裏話を数回に渡りお話します。。。上海ならではの展開になった今だから話せる実話です。
映画の嬢王は、六本木のキャスト一番を決める。名づけて『Ｒ－１グランプリ』
上海版・嬢王は、上海の小姐一番を決める。名づけて『Ｓ－１グランプリ』
『シャレード』から、『十八番(おはこと読みます)』に経営が変わり、オーナーと上海日本語情報誌・編集長が、2007年12月から告知を開始。
２階から見るイメージが映画さながらの雰囲気があり、映画と違う点は、オープンラウンジではなく全個室のチップ制クラブ。
上海ならではのチップ制クラブで『上海版・嬢王』のイベントがスタート。豪華な内装に『Ｓ－１グランプリ』の垂れ幕がかかり、3月1日の開会式を迎えた。。。
